事故で命を落とした俺が、異世界で目覚めると――
火山になっていた。
手も足もなく、動けない。
人間でも魔物でもない。
できるのは、マグマを操り、熱を生み、大地を震わせることだけ。
……終わった。
だが、火山の力は災厄だけじゃなかった。
火山灰は荒野を豊かな土地へ変え、
地熱は命を育み、大地に少しずつ緑が生まれていく。
やがて人が集まり、
集落ができ、村になり、街になり、
国になる。
そして人々は俺をこう呼び始めた。
「火山様」
「山の神」
気づけば俺は、
災厄でありながら恵みを与える存在として崇められていた。
これは、
一つの火山から始まる
領地発展×信仰×異世界転生ファンタジー。