主人公藤原聖斗はある日突然不思議な体験をするようになる。
そう彼の許へと何故か毎夜「聖斗恨めしや~」と。
中華後宮ドレスを着衣した親子の亡霊が彼の枕元に立ち、「聖斗恨めしや~」と呪いの言葉を呟きつつ、毎晩彼の生気と精気を吸い尽くしながら悪夢の夢を見させてくるのだが。
その内容と言うのが?
聖斗が万里の長城のような城壁を空から神様のように見下ろしている夢でね。
その夢の中には、彼の枕元に立つ女性と少女の二人が、見知らぬ男に首を絞められつつ、親子二人が城壁の上から落とされ即死をする。
そして潰れた悲惨な、惨たらしい顔でね、聖斗へと手を差し伸べながら助けを求めると言った内容の夢なのだが。
最初はアラサー主人公の聖斗も中華美女親子のことは放置するのだけれど。
流石に毎晩二人に甘く、淡く、誘われ。聖斗も精気を吸われ、吸い尽くされれば、相手が「恨めしや~」のお化けであろうとも、流石に情も入るし。美女親子のお腹の中には聖斗の子供もできたと告げてくる始末……。
だから聖斗も流石に中華美女親子に対して素知らぬ振りを続けるわけにはいかず。彼は第八感を発動すると言う訳にはいかない。
だから聖斗は自害……。彼女達のようにキョンシーとなり、中華美女親子ドンブリ…と自分の子供を助けるために幽子の世界へと行き、助けに入り、成功したと思えば。
聖斗の妃二人の魂を束縛していた元国の宰相だった妖魔は巨大化して三人へと牙を向けてくる。
そんな最中に、聖斗のSFファンタジーのヒロイン様は、自分の王国に伝わる中華姫武将タイプの攻撃美少女合体ロボダイアロンQ一号! 頭部パーツステレス戦闘機を授けるから、三人は夫婦仲良く合体ガー! 巨大美女型ボイン! ボイン! ロボで妖魔に立ち向かう。
中華風の合体ロボ列伝でございます。