御伽噺を終わらせよう。
それが世界の理を壊す結果になろうとも。
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大国月星にはタビスと呼ばれる神官がいる。女神の代行者と言われ、その言葉は時に王の言葉すら覆す存在だ。
当代のタビスは自身の在り方、その矛盾に悩み、旅に出る。
『どんな時も心を強く持ちなさい。弱い心は魔物に魂を食べられてしまうから。正しい行いをしていれば、魔物を廃する剣を携えた人が助けてくれる』
月星では、子供の時分にそんなお話を聞かされて育つ。
その剣がここにはあったのだと、神域と呼ばれる地で、出遭った不思議な『男』に言われ、道を示されて数年後。
魔物や自身の生い立ち、王や国、タビスの意味と向き合わねばならなくなった。
負の感情が寄り集まって魔物と化し、人に取り憑く歪な世界で、唯一魔物を廃せる一振りの剣とちらつく『男』の影。
どうやら昔、『男』とは、何やら約束をしたらしい。
章別あらすじはこちら↓
https://ncode.syosetu.com/n1669iy/2
■カクヨムでも掲載中
https://kakuyomu.jp/works/16818093073843110003
□アルファポリスで部分だけ試験的に公開中
タビスー女神の刻印を持つ者ー【また、私を見つけてね】→「鴉の思惑」を元に短編として再編したものです
https://www.alphapolis.co.jp/novel/642560544/273937919
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最終章付近で約束と想いが帰結します。諦めずに最後まで読んでいただければ嬉しいです。
気軽に感想などを頂けたら小躍りするほど嬉しいです!
宜しくお願いします