魔法使いが戦争の駒として理不尽な扱いを受けていた時代。
幼い子供まで戦争に駆り出されるのを見て思わず助けに入った俺は、その子供と一緒に旅をすることになった。
だが、たった一年で俺が死んで旅は終了。
気が付いたら知らない女に頭からワインをかけられていた。
そうして気が付く。
今の俺は女?
あれから十五年の歳月が過ぎていて、魔法使いの待遇も改善されていた。
幼い義息も無事に成長していたが、何故かあの時のおっさんだと知ったうえで俺に求婚してきて……。
まてまてまて、いくら外見が超絶美少女でも中身は男で親父でおっさんだぞ。
グイグイ迫る義息に、もうどうしたらいいのかわからない。