天寿をまっとうした男・光星(こうせい)は、死後に天使に導かれ、天国か地獄かの裁きを受けるはずだった──
が、閻魔様はこう言った。
「キサマ、判断がつかん。よって、就職だ」
その一言で、まさかの“異世界就職”が決定。
配属先は、神も仏も引き受けない超過酷部署──なんと「石の御神体」。
意識だけはある。喋れない。動けない。
だけど、人々たちは勝手に願いをかけてくる。
……ちょっと、聞こえてるんだけど。
これは、石になった元人間が、ちょっとずつ神様っぽくなっていく物語。
ユーモア×転生×神仏転職譚、ここに開幕!