天使の守護があると言われるコフィア王国。
王太子殿下の婚約者であったが、断頭台へと消えた公爵令嬢クリスティナ・ロバート。
いい人間でも悪い人間でもなかった。
そう、なにもしない人間だった。
なにもない人生だった。
両親からも婚約者からも必要とされなかった。
学園生活では友達もいなかった。
唯一、優しさを教えてくれたロバート公爵邸の使用人たち。
命の光が消える瞬間、生まれ変わりがあるなら優しい人間になりたい、自ら手を差しのべられる人間に・・・・・と、天使に願いはしものの、本当にやり直し人生をすることになるクリスティナ。
やり直しの人生が始まった理由とは何か。
愛情、優しさ、たくさんの人たちとの出逢いで本来の自分を取り戻し、やり直し人生を猛進しまくる物語。