ガタガタと揺れる馬車の中、天海ハルは目を覚ます。案ずるメイドに頭の中の記憶を頼りに会話を続けるハルだが思うのはただ一つ
「これが異世界転生ならば詰んでいるのでは?」
そう、ハルが転生したエレノア・コールマンは既に断罪後だったのだ。
エレノアが向かう先は正道院、膨大な魔力があるにもかかわらず攻撃魔法は封じられたエレノアが使えるのは生活魔法のみ。
そんなエレノアだが、正道院に来てあることに気付く。
自給自足で野菜やハーブ、畑を耕し、限られた人々と接するこれは異世界におけるスローライフでは?
希望を抱き始めたエレノアの前に突然現れたのはふわふわもふもふの狐。
だが、メイドが言うにはこれは神の使い、聖女の証だと言うが……?
もふもふと共に過ごすエレノアの異世界スローライフ!
※場所が正道院で女性中心のお話です
カクヨムさん・アルファポリスでも公開予定です。