侯爵令嬢のリディアは、同い年の公爵令息のエリオットと婚約している。
しかし、エリオットはリディアをほとんど視界に入れることなく、話しかけても素っ気ない態度を取るばかり。
それどころか、毎日のように一学年下のエミリー、マイラ、アデルという女子生徒たちと行動を共にしている。
毎日見せつけられるように親しくされ、彼女の心はとうに限界を迎えていた。
「家同士で決めた婚約だ。俺は最初からアイツとの婚約なんて望んでいなかったんだ。それなのに毎日付きまとわれて迷惑してたんだよ」
そう言われたリディアはついにエリオットから距離を置き、前を向くことを決めた。しかし、そんな彼女に何故かエリオットは絡んでくるようになって……?