アルジャン帝国の皇太女アリエノールとの婚儀を控え、帝国の宮殿で暮らしている隣国ヴァルト王国出身のエルンスト王子。
ある冬の朝、王子に皇太女の訃報がもたらされる。
前夜まで死の兆候など微塵もなかった皇太女の身に一体何が起こったのか。
しかし、王子には悲しみに暮れる暇さえ与えられなかった。
訃報を知らせた青年神官ボシュエ卿がこう告げたからだ。
「皇太女殿下は『我が婚約者の王子をして、我が身に起こったことを調査させよ』とお命じになりました」
しかして、皇太女の死を調査することになった王子が辿り着く真相とは――。
※毎週金曜日更新予定です。
■近世後半~近代初期ヨーロッパ風異世界を舞台にしたミステリです。
■一般的な推理小説レベルの表現があるためR-15としています。
■個人企画「春の異世恋推理’26」参加作品です。