王国最大の冒険者ギルドに勤めるアイカは、下級ながらも貴族だからという理由だけで疎まれ日々こき使われていた。
そんなある日、彼女はギルドの金を横領していたマスターのガルドから濡れ衣を着せられ、そのまま冤罪により国外追放に処されてしまう。
「クク、お前みたいなグズ女の代わりはいくらでもいる。どこへなりと心置きなく消えるがいい」
しかしガルドは知らなかった。彼らのギルドがSランクという最高評価を得られるまで成長できたのは、実はアイカがギルドの酒場で作っていた《とある料理》のおかげだったことを。
その一方、隣国への護送途中でモンスターに襲われたアイカは、偶然助けてくれた辺境伯のリスティンに対し、空腹だという彼のためお礼として料理を振る舞うのだが――。
※同じタイトルの短編を連載化したものです!