どうやら俺の彼女は、魔法少女らしい。
彼女曰く魔法少女は死ぬと、世界から“存在そのもの”が消える。他の魔法少女達の記憶からは消去されないが魔力を持つ者以外の一般人からは忘れ去られる。誰も彼女のことを覚えていない。最初からいなかったことになる。写真すら残らない存在を抹消される。
そんな魔法少女は恋をすると、その相手に“魔力”を発現させてしまうという性質があった。そして魔力を持った者は、消えたはずの彼女を覚えていられる。
つまり――彼女が死んだとき、俺だけが彼女のことを忘れることができず生きることになってしまう。
それを恐れた彼女は、俺の魔力を封印しようとする。
自身が死んだらすべてを忘れて幸せに生きてほしい彼女と、
彼女を死なせたくない彼氏
これは、そんな二人と、魔法少女達の物語。