「ハンス、この国の民は皆、魔法使いなのか……?」
異世界の聖騎士エルナが震える指で指したのは、深夜のコンビニに並ぶ色とりどりの弁当だった。
飢饉と戦火の絶えない祖国から、平和な日本へ「留学」(という名の転移)をしてしまった姫騎士と料理人。
二人を待っていたのは、安くて、早くて、異常なまでに美味い「日本の日常食」という名の洗礼だった。
新橋の牛丼から始まり、ファミレスのドリンクバー、商店街のコロッケ、果ては二郎系ラーメンまで――。
食欲に負け続ける姫騎士と、その構造を必死に解析する料理人の、胃袋崩壊コメディが幕を開ける!