戦国時代、今川家最後の当主として歴史に敗れた男――今川氏真。
五百年後、彼は静岡で暮らす四歳の少年「吉良氏真」として転生する。
だが、氏真が受け継いでいたのは戦国武将としての記憶だけではなかった。
蹴鞠宗家に連なる者として培った「間」「駆け引き」「流れを見極める眼」。
和歌の大家として育まれた美意識、そして塚原卜伝直伝の武芸によって会得した「理合」と「先」。
それらは現代サッカーの中で、誰も思いつかない異能へと昇華されていく。
天才的な身体能力ではない。
圧倒的なフィジカルでもない。
"古の時代からの転生ストライカー"が、やがて世界最高峰・欧州の育成組織へ挑み、世界中の天才たちと激突する。
これは、戦国の敗者が現代サッカーで世界一を目指す、新たな天下取りの物語。