疲労も限界のブラック社畜な安岡由奈。
ある夜、彼女の寝室にあるクローゼットに扉が開き、異世界から喋る二足歩行のウサギが現れた。
顔は童顔かわいい系なのに、声はおっさんのイケボ。
ウサギによれば、彼は守護獣だという。
「え、私の?」
「違う!!」
自分の世界で守護する少女を助けるため、クニークルスは異世界に秘策を探しに来た。
「我が世界では、過去に異世界の知見により聖女を苦境から救うた例がある」
「聖女の前にブラック社畜の私を救え!」
「知らぬ。それよりも異世界の知見を寄こせ」
しかし、由奈が提供した便利グッズを持ち帰ろうにも、クローゼットを通過できるのはウサギだけだった。いろいろ試し、物は持ち帰れないが、知識なら可能と判明した。
「我が世界で役立つ知識を授けよ!」
「ならば対価を要求する! 一日一回、腹モフさせなさい!!」
「破廉恥な!!!!」
モフモフとハンクラとほのぼの十六日間の物語。