【第四章完結】
物を綺麗にする魔法だけを持った女の子が、色々と不幸な運命に翻弄されて曇る話。
ちなみに、主人公は運が悪いので死にはせずに曇ります。
─まじめなあらすじ─
産業革命の最中、斜陽の帝国グラテンにシア・アトウッドはその生を受けた。
何らかの物語の主人公たり得ない少女。脇役ですら描かれない存在は、ただ絶望的に運が悪かった。魔法の発覚、これに端を発して彼女の人生は壊れていく。
国家の起死回生なんて大言壮語。新たな航路を繋ぐ北方遠征。悪運の為に生かされたあとに残ったのは、きっと雪ばかりであったろう。
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