六花(リッカ)の心臓は動いていない。
でも毎日食事をするし、体は成長している。だから屍人でも僵尸(キョンシー)でもないし、どんなことが起こっても死ぬことはない。でも心臓が動いていないせいで死体と間違えられて山に遺棄されてしまうことも……。
そんな中途半端な存在の六花だったが、ある日自分が、神獣の白龍(ハクリュウ)と番の仮契約をしていたがために異質な存在になっていたことを知る。
龍は番が年頃になった時に卵に触れてもらわないと孵化できないため、卵の中にいる時に六花の存在に気が付き、一方的に契約を結んでいたのだ。
無事に孵化した白龍は、この世に生まれてしまえば六花と番になる必要はないが、世界に馴染むまでは一緒にいるという。
六花は白龍が仮契約をしていたおかげで、生きてこれたこともあり、白龍がこの世界に慣れるまでは家族として一緒に暮らそうと提案した。
そして六花は白龍と一緒に暮らし始めたが、色々な問題が次々に起こって⁈
これは元公主である六花と神獣白龍の異類婚姻譚。
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