『最果ての出汁聖女・れいな
〜追放されたけど、伝説の魔獣と呪われ騎士に究極スープを献上したら、いつの間にか最強の村ができました〜』
「料理の力で人を救う?
笑わせるな。お前のような無能は、一生泥水でもすすっていろ!」
食品メーカーで「究極の出汁(だし)」を研究していたれいなは、異世界に聖女として召喚されたものの、戦闘力ゼロの「料理バカ」として王都を追放されてしまう。
送り込まれたのは、魔素に汚染され、草木も生えない最果ての地。
しかし、絶望するれいなの目に映ったのは、誰も見向きもしない「至高の食材」の宝庫だった!
「この泥臭い貝も、呪いと言われるキノコも……丁寧に出汁を取れば、こんなに美味しいのに」
れいなが魔法の出汁を一口煮込めば、荒野に緑が吹き荒れ、飢えた伝説の魔獣(フェンリル)は尻尾を振って「お座り」する。さらに、呪いで味覚を失った孤高の騎士までが、そのスープに涙して——?
「お腹が空いたら、私のスープを召し上がれ。心も体も、きっと元気になるから」
これは、追放された料理好きの聖女が、美味しいご飯の力で仲間を増やし、いつの間にか世界を浄化して最強の村を作ってしまう物語。