来世でも、必ず君を見つけるから。
現代日本で山で遭難し、行方不明になった恋人・美月を探し続けて命を落とした須藤涼翔。
その執念を憐れんだ女神によって、彼は美月が「聖女」として召喚された少し過去の異世界へと転生する。
いつか現れる彼女を守る力を手に入れるため、赤ん坊の頃から血の滲むような努力を続け、最強を志した。
だが、そんな彼を待っていたのは、白銀の髪を持つ幼馴染・セシルの、あまりに深く、重すぎる「愛」だった。
そんな彼に突きつけられる現実はあまりに残酷だった。
心を殺しながら祝辞を述べるゼクス(涼翔)。
けれど、声も容姿も違う彼をもしかして貴方は涼翔じゃないの?と疑い始める美月とセシルの愛の攻防劇が、幕を開ける。
真実を知ったものの、時は既に遅く、互いに想い合いながらも報われない愛。
それぞれの愛はどこへ向かって走っていくのだろうか⋯⋯
セシルの狂気的な独占欲と、美月の立場がどうなってもいい。あなたと一緒にいたいという破滅的な愛。
切なくもドロドロとした、歪な四角関係が今、幕を開ける。
「カクヨム様でも公開しています」