錬金術、それはあらゆるものを創造する力。
トーラス王国の第三王女ミネヴァは、母の呪いを解くための方法を探した先に祖父からその力の存在を知らされる。
錬金術の秘奥であるという竜秘玉、それを求めて訪れたのは辺境の街セルフェン。そこでミネヴァは二人の錬金術士と出会う。
一人は天才錬金術士を自称するアイシスという貴族令嬢。もう一人は偽物しか創れない虚飾の錬金術士であるシンという謎の青年。
母を救いたいという王女ミネヴァの想いに自分たちの今を重ねた二人は、彼女の力になるべく錬金術の力を振るうこととなった。
そして、シンの錬金術はやがて世界を巻き込み、世界を超えるのだった。