元経営コンサルのゼンが転生したのは、剣と魔法の異世界。
――しかし、この世界の「勇者一行」は、街の被害を一切無視して大魔法をぶっ放す、最悪の【歩く災害】だった!
「エクスプロージョンだと?
経済損失がどれだけ出ると思っている!」
戦闘力ゼロ、魔法の才能もナシ。最弱のスライムにすら怯える男ゼンが唯一持っていたのは、他人の感情を視認できるスキルと、前世の【ビジネス知識】。
ゼンは、破壊衝動に染まった勇者たちを「損得勘定」でアゴで使い、的確なコスト管理で凶悪な暴竜をも無血で囲い込む!
さらに、その知略は戦場だけに留まらない。
物流の独占、コンビニのフランチャイズ展開、獣人たちの正規雇用による独自流通網の構築――王都の経済を内側から掌握していく。
ついに王家がスラム街を軍勢で焼き払おうとしたその時、ゼンが突きつけたのは……剣ではなく、法律と土地登記による【法闘争】!?
たった一枚の書類で、3000の正規軍を完全停止させる!
剣も魔法もない最弱の男が、口先だけで世界を救い、いつしか【口だけ勇者】と称えられていく。
だが、彼がビジネスで世界を震撼させる中、200年続く「人間と魔族」の戦争の裏に隠されたおぞましい真実、そして仮面を被った「魔王」の正体が、前世の忌まわしい過去と繋がり始め――。
これは、臆病で冷徹な元コンサルタントが、言葉ひとつで狂気じみた能力者たちを論破し、世界の仕組みを裏側からひっくり返す異世界大革命ファンタジー。