愛した人はダイヤモンドになった──
アメトリン王国には古くから伝わる伝説があった。
『婚姻の儀で王子が真実の愛を誓い、偽りだった場合、婚姻相手が宝石となる』
遥か昔、初代ミードス王は剣の物語に目を輝かせる一方、政務は家臣たちに任せきり。戦が遠のけば酒に溺れ側室との閨に溺れていった。
ただひとり、国を立て直そうと奔走する王妃ペルフィナだったが、嫉妬に狂った側室によって毒を盛られ命を落とす。最期の瞬間、彼女が「ただ愛されたかった」と溢した一筋の涙は、光を放ちながらダイヤモンドとなった。
この悲劇は、やがて王妃の呪いとして語り継がれていく。
以来、いかなる身分の者もダイヤモンドを身につけることは許されない。また、王家は呪いの連鎖を断つためか側室制度を廃し、『ペルフィナの涙』は国宝として祭壇に飾られ、真実の愛を問い続けている──
第二王子フィクシスと愛する婚約者エウリラの婚姻の儀が今、行われる。
運命の瞬間、フィクシスの誓いは──
前半シリアスめなストーリー、最終的にはハッピーエンド。
全27話の予定、9話まで毎日更新。