目が覚めたらミミックに転生していた。
もちろんミミック(人食い箱)なので動けません。
そのため、その場でひたすら待ち伏せ、やってきた間抜けな冒険者を食べていた。
何十人と食った。
……じつに美味かった。
だが、ミミックは知らなかった。
たくさん食べているウチにいつのまにか強くなり過ぎていたことに。
そして、気づかないうちに、外では厄災の箱と呼ばれるまでに有名になりすぎていたことに。
──これは、普通の迷宮に生まれ落ちたミミックが知恵を持ち、
効率的に人間を狩り続けるうちに、いつのまにか一歩も動かずに世界を震撼させるほどの化け物に成長する話。
(タイトルに「※」がついている話は他者視点あり)