【野暮令嬢】は仮初の姿。
王命で初対面の侯爵と結婚させられ、本来の姿を取り戻したヴィクトリアは、完璧な侯爵夫人と称されながら、夫の不貞も社交界の嘲りも、すべて笑顔で受け流す――ただし、その仮面の下は、超毒舌。
没落した公爵家の令嬢、白い結婚、愛人公認の夫。ヴィクトリアはにこやかに、淡々と“契約”で主導権を握っていく――優雅に、したたかに、そして内心はうるさいほど賑やかに。
古代文学の知識を武器に、理不尽な婚姻も王家の横暴も、静かに、確実に追い詰めていく。
「知は力」
したたかで聡明な女公爵が、すべてをひっくり返す痛快ざまぁファンタジー。