「これってもしかして、あの「アホ姫」じゃない!?」
鏡に映ったその姿に、私は前世を思い出す。
乙女ゲームの恋路を無双で邪魔する、エスト・スレク男爵令嬢に転生してしまった⋯。
やり直しを覚悟した私に届いた、一通の招待状。
⋯それは悪役令嬢ローゼからのものだった。
だけど会ってびっくり、すごく良い人ですっかり意気投合。
「世の中、レベルさえ上げておけば、何とかなりますよ」と彼女は言う。
私は前世でやりたかった事を、この世界で始めるけどそれが思わぬ反響で⋯。
--秘密の力を持つエストと、こっそり最強だったローゼが繰り広げる、日常系異世界ファンタジー。
※ほのぼの展開を貴族社会に持ち込んだような感じです。
※のんびり進行しますが、安心して読んでいただけたら幸いです。