毒をもられ、吐瀉物で喉を詰まらせて死にかけたリリアン。
目が覚めた時には前世の記憶を思い出していて
「この世界は乙女ゲームの世界で、自分の両親はその登場人物だ」
と理解していた。
本来なら産まれていなかった筈のリリアン・ベニントン。
シナリオ崩壊してるのか?と思いきや約20年遅れで国家転覆だけはしっかり現実化してしまった社会状況…。
「ここは乙女ゲームの『その後の世界』なのね」
と納得して、自由に生きていく覚悟を決めた筈なのだが…。
*異世界モノの物語です。こことは違う常識で、ここでは犯罪だと見做される行為が犯罪とも見做されずに行われていたとしても犯罪等を助長する意図はありません。ご了承ください。
*この作品はフィクションです。実在の人物・団体などとは関係ありません。