【カクヨム、テラーノベル、nolaノベルでも掲載しております。第二章完 第三章まもなく開始予定】
――青年は大好きな竜と共に成長する。
幼い頃から獣医になりたかった青年。しかし志半ばで死んでしまう。
そんな彼が最も憧れていたもの。それは、竜。
竜を癒し、育て、共に生きたい。その思いのお陰なのか。
彼は、ゼロ歳児としてその思いを消さぬまま生まれ変わった。
彼がどのように冒険し、その世界がどんな世界なのか。
それをあなたに感じて欲しい。そして彼の成長を見届けて欲しい。
厳しい環境の中、彼はどう成長していくのだろうか。
彼の果てしない冒険が、今始まろうとしている。
――ここから先、プロローグ内容、ネタバレを含む可能性があるので、本編をお楽しみ頂きたい方はそちらをご覧ください――
信楽竜也。竜に憧れていた彼は、竜が存在する世界に生まれ変わる。
そして――生まれ変わりから七年にして、事件は起こった。
大きな竜に助けられた彼は、幼竜が誕生するのを見届ける。
その母竜は幼竜が産まれると同時に死んでしまう。
彼は助けてくれた母竜に誓うのだった。
この子は絶対自分が助け、育てると。
決意を胸に、少年はその幼竜キュルルと共に旅をすることとなる。
キュルルを助けたファウは、マシェリという、巨大国で冒険者をしている女性と知り合う。
彼女に連れられて、王都エストマージへ辿り着いたファウ。
そこで、ファウはマシェリの師にあたるネビウスと出会った。
彼の聡明さや冷静さを知ったファウは、自らが転生者であることを初めて告げる。
ネビウスはファウの才能を知り、助手として定めた。
ファウはお金を稼ぐべく働くようになり、その店を覗いていたラディという少年と友達になった。
彼に誘われ食事処に行ったファウたちは、ドラグというスミグニ族の青年と揉め事を起こして
しまう。
ファウとラディは一方的に叩きのめされたドラグに対し、冒険者となった上で実力を認めさせるべく、決闘を申し込むことを決意した。
だが……その日、エストマージの空には異変があった。
竜が迫って来ていたのだ。
急いで逃げることを決意した彼は、ドラグ、ラディと共にエストマージを離れることになる。
彼らの物語はまだまだ続くのだ。