魔獣との戦争で人類は劣勢に立たされていた。
メイドをしている私、オルセラも、いつかは戦う力を身につけて戦場に行かなきゃならない。
だけど、そんなのはずっと先のことだと思っていた。
ところがある日、不慮の事故で私は戦場へと転送される。
ただ一人、最弱クラス【メイド】のまま、武器も防具もない。あるのはゴミ固有魔法〈人がいらなくなったものを呼び寄せる〉だけ。
しかし、何の役にも立たないと思っていたその魔法が思わぬ進化を遂げていく。
「ちょっと待って! こんなものまで呼び寄せちゃうの!?」
この物語は、ゴミ固有魔法で地獄の戦場を生き抜き、最弱クラスのままやがて人類最強の戦士へと至る、私の戦いの記録である。
そして、私はいずれ知ることになる。
この戦いは、歴史上の傑物達の魂も巻きこんだ人類の総力戦、運命の終末戦争だという事実を。
MAIDes
/
Maid
Attacks
In
Destiny
書籍化、コミカライズします。