名前さえ登場しない、悪役令嬢の妹──ミルベラ・ラットゥースに転生した。
そんな私の未来は、悪役令嬢となる姉の罪によって、一家全員が処刑される死亡エンド。
どうにかして死亡エンドを回避するため、前世の記憶を取り戻した日から、私は動き始めた。
姉が悪役令嬢にならないように、両親が道を踏み外さないように、手を打っていく。
あくまで私は『物語に名前も出ない妹』で、何者にもならないはずだった。
しかしある日、姉の婚約者になるはずだったアリウム殿下から、突然の婚約の申し出を受けてしまう。
えっ!? それってつまり、『悪役令嬢の妹』だったはずなのに物語の中心──悪役令嬢ポジションに立たされたということ!?
知らない展開、想定外の未来。
それでも処刑エンドだけは絶対に回避したい。
悪役令嬢になりたくない主人公ミルベラと、激重感情を静かに育てていくアリウム殿下が織りなす、異世界ラブコメディ。