侍女として働いていた闇の魔術師リュシカは、ある日突然「魔眼泥棒」の容疑をかけられた。
身に覚えのない罪によって職を追われた彼女の前に現れたのはーー。
世界最強の魔法術師であり、片目を失った隻眼の公爵ライリーだった。
「困ったことがあれば僕に何でも話すといい」
そう告げられたリュシカは、公爵の庇護下に置かれ、代読係として過ごすことになる。
しかし平穏は長くは続かなかった。
彼女を執拗に追う宮廷魔術師たち。失われた魔眼の行方。身に覚えのない罪。
そして誰かが隠している“本当の目的”とは……?
「君を失うくらいなら世界を敵に回す」
隻眼公爵の瞳に宿るのは、愛か、それとも執着か。
歪んだ愛と呪いが交錯する、魔眼ミステリーロマンス。