「くそ……っ! あの女が、息子に締め付けの呪いをかけたんだ!」
机を叩く男を前に、遥香は大きなため息をついた。
「……いや、それ、ぜん息だと思いますが……」
仕事に疲れ切った病院薬剤師・桐谷遥香は、ガスバーナーの炎に飲まれ、気づけば中世ヨーロッパ風の異世界に放り込まれていた。
そこでは、病気はすべて"呪い"や"魔女"のせいとされ、トンデモ治療が日常化していた。
薬の知識を武器に、遥香は冷酷騎士レオニスと、原因不明の怪事件や“呪い”の正体を暴いていく。
しかし、彼女を脅威とみなした"ある者達"により、遥香は陰謀の渦中へと投げ込まれて……?
これは、
"呪い"に、薬で立ち向かう病院薬剤師の物語。
※薬剤師主人公の異世界医療ファンタジーです。