「就職先が決まったら、華麗に縁切り宣言して出ていくつもりなんですから!」
貴族の令嬢でありながら、持って生まれた魔力「ギフト」の能力が平凡であったため、家族に虐げられる生活を送ってきたイヴリン。
しかしイヴリンは、就職先を探して履歴書を送りまくり、自立の道を探していた。
そんなある日、王家の赤ん坊の世話をする「ロイヤルナニー」に抜擢され、喜んで宮殿に向かう。
が、待っていたのは、この間生まれたはずの可愛らしい赤ん坊の王子様ではなく、王と前妻の子である、思春期真っ盛りの生意気王子2人(+1人)であった!!
「なれなれしく口をきくな 女。俺たちはお前に従うつもりはない」
「お前の言う事なんかきくもんか! おバカなナニーなんてすぐに追い出してやる! ねっ、兄さん」
次々といやがらせを行ってくる兄弟たち。しかし、最低な実家での生活に耐えてきたイヴリンは、いじめ耐性がカンストしていた――。
「その手は私には通用しませんわよ!」
任されたからには、グレた王子たちを、更生させてみせましょう!
ビシバシ愛の鞭をふるうイヴリン。
けれど、あれ……いい子になったはずの王子たちの様子が、なぜかおかしいんですけれど……⁉
※なにがあってもめげないつよつよ令嬢に叱られ、受け入れられ、(生徒として)愛を注がれて、彼女にヤバ目の執着を抱いてしまうツンデレ王子と、ヤンデレ王子の三角関係ラブストーリでございます