「万年最下位の営業マン」と言われた倉田美優は、発見されて半年ほどの異文化の星「地球(アース)一一三〇」へと、たった一人派遣される。
文化も食材も異なる星で調理器具を売るという過酷な営業を強いられる中、美優は王都にて、剣の達人であり強力な炎魔法を操る女騎士団長アーシャ・カライに出会う。
ひょんなことから、アーシャの放った魔法を自社の調理鍋で弾き返してしまった美優。その圧倒的な防御力に衝撃を受けたアーシャは、調理器具の特殊加工を「無敵の鎧」に応用できないかと、その場で美優に商談を持ちかける。
美優もまた、自社製品が売れるチャンスならばと、営業トークで応酬。出会った初日から、利害の一致した底辺営業社員と女騎士団長の、奇妙でコミカルな協力関係、そして貴族の権謀術策や王族とのかかわりなど、徐々に美優は王国内に飲み込まれていく。