ある日、私は“自分が断罪される未来”を知った。
きっかけは、親友から贈られた一冊の恋愛小説。
そこに描かれていたのは、王太子への執着の果てに破滅する“悪役令嬢”。
その令嬢が、私にそっくりだったのだ。
悲惨な未来を回避しようと決意した矢先――
なぜか王太子シリルから、強引に婚約を申し込まれてしまう。
未来を変えるため、彼とは距離を置きたい。
けれどシリルは、なぜか私を手放してくれない。
運命は本当に変えられるのか。
そして、私は誰を信じればいいのか。
これは、破滅を回避したい令嬢が、未来と向き合い、大切な人を信じるまでの物語。
――この人の想いを、信じてもいいですか?