「その無駄に整ったツラをへし折って、豚の餌にしてやろうか!?」 公爵令嬢ロザリアは「氷の薔薇」とも「狂犬」とも恐れられる悪役令嬢。しかしその実態は、第一王子クロード殿下を愛しすぎるあまり、緊張で暴言しか吐けない極度のコミュ障な乙女。その彼女の背後に控えるのは、メイドのアメリア。 彼女は主人の暴言を「最上級の求愛」へと翻訳するスペシャリスト。「……と、お嬢様は『貴方様の美貌に衝撃を受けました。あまりの尊さに、思わずひれ伏してしまいそうですわ』と仰っております」 アメリアの仕事は、主人の暴言を愛の言葉に翻訳すること。さらに、虐める輩を物理と裏情報で社会的に抹殺することの二つ。アメリアの翻訳を信じた王子は「なんて情熱的な令嬢だ」と勘違いし、溺愛ルートへ突入!? 邪魔するライバル令嬢たちは、アメリアの握る弱みによって次々と自滅していく。 「ああ、早く引退して南の島に行きたい……」と願いながらも、有能すぎるアメリアは、今日も主人の恋路を切り拓く。 暴言が止まらない悪役令嬢と、主人を支える最強メイド。勘違いと溺愛のラブコメである。
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