「ハルク、お前はもう用済みだ、だから『禁忌の荒野』へ捨てる事にした」
ウィリパテル辺境伯家跡継ぎである兄クライヴより、
非情の通告を受けた十五歳の少年ハルク、彼は守ってくれていた曾祖母が亡くなるや否や、
全てを奪われて危険な魔物の住む荒野へ捨てられることとなった。
「そんな、婚約者は、一生ついてくれると言っていたメイドは」
「ああ、二人とも跡継ぎの俺が貰った」「ごめんなさい、私の身体はもう」「所有権が移りました」
絶望に打ちひしがれる彼が捨てられる場所、
それは大昔に開拓しようとしたものの諦め、
強大な魔物が住みついた、人など一晩も持たない禁断の忌み地であった。
(あぁ、もうおしまいだ……)
荒れ地に落とされ全てを諦めたその時、
なぜか手にしていた謎の箱を開けた瞬間、
彼は思いだした、そう、自分は異世界人、『緑園 春暮』であった事を!!
(そしてこの箱……公園が造れる?!)
こうしてハルクは全てを思い出し、
異世界に相応しくない超未来型都市公園を造り、
発展させ、AIロボ達と快適な生活を送るのであった。
「よし、ここで、最高に快適な巨大公園を作ってやる!!!」
一方、ハルクを追い出した辺境伯領では……
「大変です、あれだけ強固だった領壁が!」
「空中を覆っていた防御結界も徐々に薄く!!」
「修繕ゴーレムが姿を消しました、このままでは!!!」
泣きついて公園にやってきても、もう遅い?!
彼は自分を捨てた兄に、婚約者に、メイドに『ざまぁ』し、
本当の楽園を造り上げていく物語である、地域猫も居るよ!!
※10万文字程度で終わらせる予定の作品です、更新不定期。