公爵令嬢クラリッサの「腰巾着」とされる伯爵令嬢ミリアは、王太子レオンハルトから突然呼び出される。
用件は、婚約者である公爵令嬢クラリッサへの婚約破棄の伝言だった。
しかも理由を聞けば、国王陛下が決めた婚約を否定し、聖女リュシアこそ未来の王妃に相応しいと言い出す始末。
敬愛するクラリッサを傷つけずに伝えるにはどうすればいいのか。
悩んだミリアが同じ「親衛隊」メンバーの侯爵令嬢ヴィオレッタに相談した結果、事態は思わぬ方向に——
クラリッサを守る、ただそれだけのため——親衛隊は「伝言」により、王国中を巻き込む大騒動を次々と引き起こしていく。