サラ・ベリーは貧乏男爵家の長女。社交界にデビューする財力もなく、実家の借金返済を助けるために働いていたところ、なぜかグランディール公爵家の若き当主ローレンスに見初められ、彼と結婚することになってしまう。
(女避けのために、お飾りの妻が必要なのね……)
そう納得し、形だけの契約結婚をするつもりのサラだったが、どういうわけかローレンスはサラを甘く溺愛。
幸せな結婚生活を送るうちに、サラもまたローレンスに惹かれていく。
しかし領地に向かう途中で馬車が事故に遭い、二人は絶命。
命尽きる寸前、サラは深い後悔に襲われた。自分と結婚したせいで愛する人を死なせてしまった──と。
(愛しています、旦那様。もう一度出会えたなら……決して私を愛さないで……!)
目を覚ました時、時は二年前に巻き戻っていた。
サラは悲劇の運命を回避するため、もうローレンスとは関わらないと決意する。
回帰前の記憶とハーブの知識を活かし、元雇用先の人々との関係をやり直していくサラだが、なぜか逃げれば逃げるほどローレンスに出会ってしまって──?
◎完結保証。カクヨムにも掲載しています◎