【第〇章:本編】
なんやかんやの果てに、世界の編纂者となったエルザ。しかし、それでも彼女の本質が変わるなんてことは、もちろんない。
個性的な登場人物に囲まれ、愛しの我が子に付きまとわれて。慌ただしく流れゆく日常の中で、彼女は今日も魔王様との日記を綴り続ける。
――これは“己の人生”を乗り越えた一人の少女が書き記す、取り留めない日記帳の物語である。
【“改定”前】
人類が魔王に降伏してから一ヵ月。生贄として魔王城に送られてきたのは、『平々凡々普通のヒューム』を自称するだいぶ変わり者の少女だった。
彼女の名前はエルザ。魔王にすら平然と食って掛かれる程度には、頭のネジがどこかおかしい少女で。
そして何の波長が合ったのか。三度の飯よりケンカが大好きな脳筋魔王に気に入られたその少女は、生贄兼客人兼ペットというわけの分からない境遇に置かれてしまう。
自分以外は全て魔族という異色の環境の中で、時に命を狙われながらもマイペースな生活を送るエルザ。
しかし運命の歯車は――物語はエルザに容赦なく試練を突き付ける。
――これは“己の人生”に翻弄され続ける一人の少女が書き記した、取り留めない日記帳の物語である。
※ ※ ※
一冊目【ほのぼの日常編】
二冊目【逆異世界転生編】
三冊目【ダークファンタジー編】
四冊目【ラブコメ編】
五冊目【冒険活劇編】
六冊目【怪奇ミステリー編】
七冊目【連作短編集編】
八冊目【バッドエンド編】
九冊目【大団円編】
〇冊目【
本編
】
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