ある日の早朝、ごく普通の高校生、紫藤優真は交通事故に遭いそうになっている少女を救出しその短い人生に幕を閉じた。
眩い光に照らされて、次に目を覚ますと、俺は西洋風の異世界に転生していた。
だが、人脈もないし目的もない、それどころか異世界転生で普通出会うだろう神様にもあっていない……
(何にもねえじゃん!)
と思いながらも俺はこの世界で生きのびるため、冒険者になるが、なぜかあらゆる事件に度々巻き込まれていく。
「はぁ……なんでこういうとこだけちゃんと異世界転生してんだよ……」
謎に俺に不利な異世界転生のあるあるが降り注ぐが、ぼやきながらも俺は生き延びるために走り続ける。
どうやらこの世界には魔法以外にも【オーラ】【祈】などの様々な力があるようだ。
最終目的は『破滅』の真相を知り、食い止めること。だけど、神にも出会っていない俺は最初、破滅のはの字も知らなかった。
これは、王道の魔王退治でも、自然災害でもない災厄を食い止めるお話。
前タイトル→『転生@異世界〜何もうまくいかない!〜』