高校二年生の青木渡は、一人暮らしをしている普通の男子高校生。
ある日突然、自分の部屋に現れたのは……
「パパ!」
と呼びながら抱きついてくる、小学一年生くらいの女の子だった。
少女の名前は、みく。
そして彼女は、自分が未来の娘だと言う。
さらに、みくが「ママ」と呼ぶ相手は、隣の席のクラスメイト・藤原咲だった。
もちろん渡は信じない。
けれど、みくだけが知っていること。
渡と咲にしか分からない癖。
少しずつ積み重なる不思議な出来事。
やがて三人は、奇妙な共同生活のような日々を過ごし始める。
一緒にご飯を食べる。
動物園へ行く。
文化祭を回る。
花火を見上げる。
特別なことは何もない。
けれど、だからこそ大切だった。
恋愛未満の距離。
家族未満の関係。
未来から来た娘が繋ぐ、少し不思議で優しいラブコメディ。
これは……
いつか宝物になる日々の物語。