異世界で戦闘機に転生してしまった現代日本の青年が、異世界の貴族の少女と出会った事で、なぜかドラゴンと勘違いされてしまう。
この小説はそんな勘違いからスタートする、ちょっと変わったボーイミーツガール物語です。
タイトルからSF的な小説を期待していると、少しガッカリしてしまうかもしれません。
※冒頭に【作品説明】と【あらすじ】を入れてみました。気になった方は、試しにそちらを読んで頂ければと思います。
その日、引きこもりの僕は家でプラモデルを作っていた。
それは昔の日本陸軍の四式戦闘機・疾風《はやて》。
手間暇かけて完成させた直後、大きな地震に見舞われ、僕はプラモデルをかばって死んでしまった。
・・・多分。
次に気が付いた時、僕の身体は本物の四式戦闘機・疾風《はやて》になって、異世界の空を飛んでいたのだ。
「ひょっとして異世界転生? ていうか、転生ってそもそも生物ですらないんだけど?」
そんな僕が小さな池のほとりで出会ったのはピンクの髪のお嬢様。
『え~と。ドラゴンさん?』
貴族のお嬢様に拾われた僕は、戦闘機なのにドラゴンと勘違いされ、彼女のパートナーとして契約した事にされてしまう。
海賊退治に領地経営の手助け、時には他国の軍隊を相手にしつつも、やっぱり平和が一番だよね!