高校二年生の城崎尊。裁縫が趣味である彼女はある日のお使いの帰り道、マンホールから「落ちた」
落ちた先は知っているようで知らない文明が息づく異世界で？ 出会った獣耳の美少年と成り行きで契約を交わしたり、奴隷の少女を助けたりと尊の異世界生活はまさに波乱万丈。安住の地を探したかっただけの尊の旅は、いつしか旅の仲間である幻獣人の少年少女（と一匹のもふもふ）たちによって世界を揺るがす大事件へと繋がっていく。
「いや私ただの女子高生なんですけど！？」「ただの変人の間違いだろう」
これはそんなチート級の裁縫スキルを与えられただけの戦えないお人好し女子高生が行く、よすがを辿る旅路の物語。