「最強の種族にしてあげるけど、その代わり太陽の光で死ぬから」
人生最後に出会った女は、最低の言葉を俺に残した。
それから300年。空も見えないような森の中、最低の異世界ライフ。
もうどうでもいい――もはや死のうとすら思えない地獄に、一筋の光は唐突に差し込まれる。
「私があなたを、ここから出してあげる」
「これは契約。私があなたを生かしてあげる。その代わり、私のために生きなさい」
「今日から私が、あなたのご主人様よ」
人生最初に出会った女は、最高の言葉を俺に贈った。
森を出た吸血鬼。外の世界は、人類が追い詰められる魔境だった。
ご主人様たる勇者姫の元、300年鍛え続けた最強の力が今――
世界へと、解き放たれる。
Q「なぜ吸血鬼が人間の味方をしているんだ!?」
A「飼われてるから」
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