過去を捨てようと、高校進学を機に一人暮らしを始めた柏木直也。
引っ越し先のマンションの隣人は、
やたらと元気な年上社会人と、
同じ学校に通う物静かな同級生の美人姉妹だった。
朝は顔を合わせて挨拶をするだけ。
学校では、ほとんど話すこともない。
それなのに、あるきっかけから「お隣さん」以上の付き合いが始まっていく。
一緒に歩く登下校路。
何気ない会話。
ただ隣で過ごす時間。
当たり前の日常の中に、お互いの存在が少しずつ入り込んでいく。
ただ、隣に住んでいるだけ。
気が付いたら、それだけではすまなくなっていく。
これは「お隣」に住む二人が、
「お隣」に居るようになっていく物語。