タイトル変更に伴い、作品の改定と連載を再開します。
「世直しの旅をせねばなるまい」。将軍、徳川家綱が世直しの旅に出かけると言い出した。大老の酒井忠清と老中松平は、思案し、幼少時より将軍職にあった家綱の息抜きのために小田原までの、世直しの旅を企画することにした。松平家忠と称し旗本の身分で世直しの旅に出かける家綱を、柳生一門が警護し、町人に扮した数百人の伊賀、甲賀組をお供に、小普請組から上様に成敗される悪代官役の石田も仕込んだ。途中、人買いに売られた少女まると知り合い、家綱は小普請の石田や少女達の困窮を知り、将軍である己の無力さを痛感するのであった。