私立風光学園には変わった制度がある。
特待生のわがままを一つ叶えてくれる、
その名も文字通り“特待生特権”。
その権利を使って三年間、屋上を独占する少女、
泡沫潟わたあめと、「私」は出会ってしまった。
「わたし、空に落ちていきたいんだ」
「青空と宇宙の境目で燃え尽きて塵になって終わるの」
「――はてちゃんは、どうしたい?」
だから、私たちは空に落ちていくフリをする。
どこかに辿り着きたくて。
どこかの底で、燃えて、潰れて、終わるまで。
----
文学フリマ東京40で頒布した同人誌、「だから、私たちは空に落ちていくフリをする」のWEB掲載版です。
T