元ホストの俺は、乙女ゲームの世界に王太子レオニスとして転生した。
だが、この世界で“悪役令嬢”とされる婚約者エレノアは、本当は誰よりも優しく、不器用なだけの女性だった。
彼女が理不尽に断罪される未来を知る俺は、王太子としての立場も利用しながら、エレノアを守ることを決意する。
しかし、聖女リリアの存在、各国の思惑、そして強大な権力を持つヴァレンシアの女王――
次々と降りかかる政治と恋愛の試練の中で、レオニスは“守るために自らを差し出す”選択すら迫られていく。
それでも、どんな立場に落ちようとも、彼の想いはただ一つ。
「俺が選ぶのは、エレノアだけだ」
これは、すべてを敵に回してでも婚約者を守り抜く王太子と、愛されることで少しずつ変わっていく令嬢の、溺愛と覚悟の物語。