社会人となり忙しさに追われる中、かつて三〇〇〇万人が遊んだソーシャルゲーム『グランアーク』を、ログインボーナスを受け取るだけの“ログボ勢”として続けていた山田慎二。
サービス終了の日、不慮の事故に遭った彼が最後に思ったのは、「今日はログインしてなかったな……」というどうでもいい後悔だった。
次に目を覚ますと、そこは見覚えのある世界。
表示されるUI、引き継がれていたのは未使用のログインボーナスだけ。
レベルは1、戦闘経験ほぼゼロ。
それでも装備補正や見えないシステムに助けられ、慎二はなんとか生き延びていく。
本人はまだ気づいていない。
自分が少しずつ、しかし確実に“普通ではありえない成長”をしていることに。
これは、ログインボーナスという惰性の遺産から始まる、
レベル1主人公の無双系異世界ファンタジー。