公爵令嬢ブライアは、国が滅び、公爵家が炎に包まれるその瞬間に真実を知った。
実の妹のように可愛がっていた聖女アデリーン。彼女こそ弟サイラスの妻にふさわしいと信じ、ブライアはサイラスが選んだ花嫁――コレットを冷たく退け、苛め抜いてきた。
だが最期の時、明かされたのは残酷な事実だった。
アデリーンは、サイラスに選ばれなかったことを逆恨みし、敵国の侵攻に手を貸していた。そして虐げられていたコレットこそが、本物の聖女だったのだ。
自分はずっと間違えていた。守るべき人を傷つけ、信じるべきでない相手を信じていた。
激しい後悔の中、ブライアは願う。
「もう一度やり直したい。今度こそ弟嫁のコレットを守り抜きたい――!」
その願いが届いたのか、ブライアは正体不明の声に導かれ、三か月前へと回帰する。
戻った先は、サイラスとコレットの結婚式当日。
今度こそ過ちを繰り返さないと決めたブライアは、弟夫婦との関係修復に奔走する。
もちろん、アデリーンの甘い言葉にももう騙されない。コレットに向けられる悪意も嫌がらせも、今度はすべて叩き返していく。
さらに前回の人生では留学中で不在だった婚約者ディミトリも無事帰国し、ブライアの心強い味方になって――?
偽りの聖女への反撃。
虐げてしまった弟嫁への償い。
そして、滅びの運命を覆した先にある幸せな未来のために。
これは、かつて弟嫁を虐めていた高慢な公爵令嬢が、人生をやり直し、今度こそ大切な人たちを守り抜こうと奮闘する、やり直し×溺愛×ざまぁの異世界恋愛ファンタジー。