「さすがねお姉様!
いつも譲ってくれてありがとうっ」
伯爵家の長女・ルネは、なんでも妹のシトリーに譲って生きてきた。
だが、学園の衆人環視の中で突きつけられたのは、婚約者までも妹に「譲れ」という無慈悲な婚約破棄宣言。
婚約者を奪われ、学園の笑いものになったルネのもとに届いたのは、三大公爵家の当主・ジュールからの身に余る求婚状だった。
「……まさか、美しい従者との禁断の愛を隠すための『偽装結婚』!?」
傷物のルネに求婚するのだからあの従者とデキてるのだ(多分)――妹はそう言い切る。
それでもルネは傷ものになった自分に価値を見出してくれた彼のため、盾になる決意をして公爵家に向かうが――。
「ルネは公爵家に舞い降りた天使だ。愛の化身、聖なる存在。誰より可憐で優しく、慈悲深い」
「なんて?」
勘違いが妙に噛み合う、公爵様溺愛のすれ違いラブな話。
※妹と元婚約者は自滅します。
【完結まで執筆・予約投稿済】
全41話、毎日2回(7時・19時)更新。
最後まで一気にお楽しみいただけます。